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高齢になった親の食事が心配。そんな不安は、冷凍作りおきで解消!

2019/10/11プレスリリース


株式会社主婦の友社は『親が喜ぶごはんを冷凍で作りましょう』(検見﨑聡美/監修)を10月11日(金)に全国の書店・ネット書店にて発売いたします。


            お皿に盛っても、そのまま食べても

「高齢になった親のごはんが心配」。そんな人たちが増えています。

現在、日本の75歳以上の人口は1748万人で、総人口に占める割合は13.8%。

2025年には3677万人、現在の倍以上に達すると見込まれています。

親の食事をサポートする人も急増中。

管理栄養士の料理研究家の検見﨑聡美さんも、そのうちの一人です。
お話を伺いました。


       小さめの容器に1食ずつ


【管理栄養士の検見﨑聡美さんの親ごはんサポート】

―どのようにしてサポートしていますか?

 検見﨑「両親と一緒に暮らしているため、夕飯を作っています。といっても、私の帰りが遅い日が多いため、週末に作りおきをしています。もう10年以上、続けていますね」

―管理栄養士の先生が作る料理。ご両親は、喜んで食べてくださっているのでは?
検見﨑「今ではそうかもしれません。でも、やっぱり好きなものはよく食べるし、同じものが続くと飽きるようだし。栄養バランスを考えつつも、好むようなものを用意しています。それも試行錯誤して、今に至っているという感じですね」

― 今回の書籍のように、遠くに暮らす親の食事をサポートする人が、できるだけラクに続けるにはどうしたらいいでしょう?
 検見﨑「いつもの食事を、1人分、多めに作って冷凍しておいて、1-2週間分まとまったら送るのはどうでしょうか。同じものを食べると『あれどうだった?』『ちょっと味が薄かったわよ』なんて、会話も広がりますよ」

―なるほど。では、毎日、食事作りをしていない人へのおすすめは?
 検見﨑「炊き込みごはんがいいですよ。和風の味つけはもちろん、中華風のおこわ、洋風のドライカレー、チキンライス、それからおかゆも簡単。材料を炊飯器に入れるだけです」

―それならラクに続けられそうですね。ありがとうございました。


       冷凍に向いている食材


冷凍して送ると利点がたくさんある

1 長期保存できる
冷凍すれば1ヵ月ほど、保存することが可能

2 栄養がキープできる
冷凍すれば、食品中の酵素の働きや参加を防ぐため栄養を保つことができる

3 減塩効果がある
冷凍すれば、食品中の水分が凍って食品の細胞を押しつぶし、細胞が壊れるため、中まで味がしみ込みやすくなる。このため、調味料の量が少なくてすむ

4 材料や時間にむだがない
にんじん/1/2本と1本は調理の手間がほぼ同じ。中途半端に材料を残すより、一度にまとめて作ってほうが光熱費もお得。



冷凍に向かないのは水分や繊維質が多い食材


       水分が多い食材は冷凍に不向き

とうふやゆで卵、水分が多い野菜(レタスやきゅうり、じゃがいも、もやしなど)は向かない食材の代表。ちなみに、肉や魚、ごはん、パン、スープ、卵焼き、水分が少ない野菜(かぼちゃ、ピーマン、ブロッコリーなど)は冷凍に向く食材。


たんぱく質をしっかりとる


         たんぱく質は、肉や魚、卵、乳製品、高野豆腐など

管理栄養士の検見﨑さんが考案するレシピは、おいしくて栄養バランスが行き届いたものばかり。シニア世代は特にたんぱく質を意識して摂取したい。

だから、食が細くなってきても、おいしく食べられるレシピを紹介。要望が多い「減塩」にも配慮し


1食分ずつ小さめの容器に入れる


       小さい容器なら電子レンジで加熱してそのまま食べても  

親が電子レンジで加熱して、そのまま食べてもいいように、1食分ずつ容器に入れるのがおすすめ。容器は小さいおかずなら100ml、メインのおかずは300mlほどの容量が目安です。

本体はもちろん、蓋も電子レンジで加熱できるものを選ぶと、冷凍庫から出して、すぐ加熱できて親もラクでしょう。


送るときは底が浅めの段ボールに入れて1-2週間分


       12時間以上、冷凍してから送ること

たくさん送りすぎるとプレッシャーになることも。開けたら何が入っているかわかるくらいがよさそう。容器に料理名やレンチンの時間をメモしておくと親切。


送る側も受け取る側も負担が少なく、無理せず続けられる工夫が紹介された一冊。
豊富なレシピから、お気に入りの料理が見つかるはずです。


書誌情報




タイトル:親が喜ぶごはんを冷凍で作りましょう
監修:検見﨑聡美
発売日:2019年10月11日(金)
定価:本体1300円+税
仕様:B5判、96ページ
ISBN:978-4-07-437783-1

 

 

 




 

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